みなさん、こんにちは。つい最近、ファークライニュードーンをクリアしたみるく@info_yakudatuです。
Originでファークライシリーズのセールをやっていたので、ファークライ5とファークライニュードーンをまとめ買いしました。
どちらもクリア済みなのですが、5の方は発売から時間が経っているので、当記事では最新作となるファークライニュードーンについてクリア後の感想を書こうと思います。
ネタバレは極力控えたいので、主要なキャラクター名などは敢えて伏せています。
それに伴って曖昧な表現が多々見受けられるとは思いますが、どうかご了承ください。
それでは、ぜひ最後まで読んでみてください。
ファークライニュードーンのあらすじ
ファークライニュードーンでは、前作でも登場したホープカウンティーが舞台になっています(ホープカウンティーとは、ファークライ5で主人公がカルト教団を潰すために訪れた場所でもあります)。
前作からしばらく時間が経ち、花は咲き誇り動物は群れをなし、そして人間が新たなコミュニティーを作って暮らしている平和な世界を舞台にしています。
しかし平和な暮らしが永遠に続くわけもなく、とあるグループのリーダーである姉妹が破壊しにやってきます。
せっかく時間をかけて建てた家も跡形もなく燃やされて、ゆっくりと作り上げてきたコミュニティーが一瞬にして壊されてしまいました。
そんな中で、コミュニティーを再建しようと前作のとあるキャラクターが中心となって復興を試みます。
復興の過程で、応援に呼ばれたのがプレイヤーであるあなたです。
コミュニティーのメンバー、そして前作のカルト教団と協力をして、平和を脅かす姉妹を打ち破るのを目的として物語が進んでいきます。
ファークライニュードーンの感想
前作と比べると、今作は少し面白みに欠けるかなと思いました。
マップは使いまわしですし、ストーリーも前作よりは劣るというのが個人的な感想です。
以下では、個人的に良いなと思った点と、惜しいなぁと思う点をまとめていきます。
良い点
グラフィックが綺麗になった
グラフィックに関しては前作よりも色が鮮明で、その美しさに魅了されました。
緑の中に咲き誇るピンク色の可愛らしい花には、前作の悲劇を乗り越えた後の、新たな生命の息吹を感じさせられましたね。
前作では、森林や緑が映えていたのに対して、今作はピンク色が映えている感じがします。
先述したピンク色の花もそうですが、建物や乗り物、グラフィティなどにも所々にピンクが使用されていて、とてもポップで可愛らしい雰囲気でした。
新しくなったホープカウンティーの美しさに魅了されながら散策していると、様々なことに気が付かされます。
緩やかに流れる綺麗な川、そよ風にゆれる草木や花、遠くにそびえ立つ雄大な山々、川で気持ちよさそうに泳ぐ魚、そして広大なフィールドを駆け巡る動物たち。
その全てに対して心から美しいと思わせてくれました。
もし、細部のグラフィックに手を抜いていたら、このような感動を得られなかったと思います。
それほど、本作のグラフィックは美麗でした。
ただ、フィールドを散歩するだけでも十分に楽しめるのではないかなと思います。

クラフティングが楽しかった
本作では、クラフティング要素が4段階に分けられているのですが、相手の強さも同じく4段階に分けられているため、相手の強さに合わせて自分も強化していかなくてはならないわけです。
このような要素が、「クリアまでゴリ押す」みたいなプレイを困難にしていて、クラフティングを楽しいものにしていました。
ゲーム序盤では、みすぼらしい見た目のアイテムを片手に雑魚キャラを倒していくのですが、なんか虚しい気分になります。
序盤だからボロボロのものを使わされるのは当たり前だし仕方ないよなと思いつつも、やっぱりカッコいいものを使いたいよなとなるわけです。
そしてストーリーが進むと、よりレベルの高いものが使用できるようになるのですが、今までずっとボロイものを使っていた身からすると超絶テンションが上がるわけです。
性能が高いのは勿論ですが、なによりも見た目がイカしているので、すぐにでも手に入れたくなるわけです。
そういうわけで早速クラフトしようと意気込むものの、素材が全く集まっていない。
上位のものになるとその分、素材の入手も困難になりますが、全部集めてクラフト出来た時の達成感といったらもうこの上ないです。
素材集めをする際も、某ハンティングゲームのようなアイテム集めが好きな方なら楽しく行えると思います。
私の場合は、素材が一つ一つ集まっていくのが快感でしたので、全く苦痛を感じることなくクラフティングを楽しむことが出来ました。
惜しい点
ストーリーがあっけない
前作では、物語が展開していくのが楽しくて仕方なく、早く続きがみたい!という思いで熱中してプレイしていました。
また、マップも広く、ヘリコプターもあったので自由に飛び回るということも出来ました(今作にもありますが、個人的に存在感が薄かったです)。
また、登場人物全員が個性的で、感情移入してしまう場面も多々ありました。
そして、ストーリー以外でも楽しみ方が色々あったのが前作でした。
前作ではストーリーモード以外に、オンライン対戦が出来るモードも用意されていて、クリア後もそちらで世界のプレイヤーと切磋琢磨しながら楽しむことが出来ました。
しかしながら、今作では、ストーリーモードしかありません。
オンライン要素を削った分、ストーリーが濃密になっているのではとお思いの方もいらっしゃると思いますが、実際の所全くそうではありません。
まずストーリーですが、序盤から登場人物のお使いをしていたらいつの間にかストーリー終わっちゃったといった感じで、とてもあっけなかったです。
また、ラストシーンでも前作のように心揺さぶられることも無く、えっこれで終わりなの?と一時呆然としてしまいました。
ラスボスもなかなかチープでした。
登場人物に感情移入することも無かったですね。
あとは、ストーリー以外で楽しめる要素があまりありませんでした。
楽しかったのは、散歩とクラフティングぐらいかな。

ボス戦の相手が無駄に固すぎる
ドラマチックな演出の中で、地道にHPを削っていくというのであれば楽しかったと思います。
しかしながら今作では、ボス戦にドラマチック要素は無く、のしのしとこっちに向かってくるボスの頭をひたすら狙うという作業を繰り返すというつまらないものでした。
ボスの動きのパターンを読んで、随所に設置してある補給箱を経由しながらひたすら頑張るという始末で、倒すまでに無駄な時間がかかりすぎだと思いました。
そして戦闘が終わっても達成感は得られず、やっと面倒くさい作業が終わったと安堵までしてしまった始末です。
HPという概念を登場させてしまったのが、作業ゲーと化してしまった一因だとは思います。
個人的には、もう少しリアル志向であって欲しかったなと思います。

マップがほぼ使いまわし
これはストーリーが繋がっている以上仕方ないことなのかもしれませんが、マップのレイアウトは前作5のホープカウンティとほぼ一緒です。
これについては、世界の変わりようを楽しめる人にはプラスの要素となると思いますが、全く違うマップを期待していた人にとってはマイナスになるのかなと思います。
マップが使いまわしということについてはまだ妥協出来るのですが、前作よりマップが小さくなっているのには少し残念に思いました。
使いまわすのであれば、マップのサイズを同じにするか、少し大きくして欲しかったというのが個人的な感想です。
ここまで散々なことを言っていますが、前作ファンを嬉しい気持ちにさせる工夫が施されていたのは、かなり好印象でした。
ストーリーの序盤で、ホープカウンティーの主要な場所の風景を撮ってこいといったサブミッションが課せられるのですが、このミッションで訪れるのが前作をプレイした方なら分かる場所ばかりで、お馴染みの風景の荒廃前と荒廃後を比べることが出来ます。
あー、ここはこんな風に様変わりしてしまったのかと懐かしい気分に浸ることが出来ました。使いまわしも悪いことばかりではないようですね。
ファークライニュードーンのレビュー「まとめ」
最後に本ゲームの癒しキャラである柴犬君の紹介をしてお別れしたいと思います。
彼は一緒に戦ってくれる仲間で、ゲーム内では相手の位置をスポットする役割を果たしてくれます。
可愛らしい風貌とは裏腹に、かなりアグレッシブな活躍をしてくれます。
また、近くによって撫でてあげることも出来るのですが、この時の柴犬君のリアクションがすごく可愛いです。
本ゲームの感想は以上になりますが、いかがでしたか?
以上でご紹介したのは私の個人的な感想に他ならないので、ぜひ一度、実際にプレイしてみることをお勧めします。
惜しい点についても述べましたが、それでもやはり、Far Cryシリーズは楽しいです。
一人称視点で、ゲームの世界に没頭できるのが素晴らしいですね。
それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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